「ファミリーバドミントン」って...?

 ファミリーバドミントンは、昭和63年に京都で開催された京都国体の「バドミントン競技会場地」となった長岡京市が、手軽にバドミントンを広く親しめる独自のニュースポーツとして考案しました。

 バドミントンはスピードがあるため、広い年齢層では難しく、誰でも手軽にできるものはないか、とアイデアを出し合い、日本の遊びの原点でもある羽根つき遊びとミックスさせるという案が提案され考えられました。

 用具の開発にあたっては、いろいろな実験を重ねた結果、ラケットはシャフトを短いものに、シャトルは最初トスバッティング用のスポンジボールとバドミントン用のナイロンコックをつけたものを作り、滞空時間を長くすることによって空振りを少なくし、目標としていた誰でもが手軽にできるスポーツになりました。

 広く普及振興を図るため、ミズノ株式会社のご協力により用具の商品化にこぎつけ、今では全国のスポーツ用具店で取り寄せ購入できるようになりました。

 子供からお年寄りまで、「誰もが、いつでも、どこでも、自分の好みや能力に合わせて、気軽に楽しめる」のが、ファミリーバドミントンの特徴であり、仲間との交流、家族とのふれあい、健康・体力つくりなど、さまざまな目的で楽しまれています。


ファミリーバドミントンの特徴として、

1.誰でも手軽に、安い費用でできる。

2.バドミントンコートを使用するため、ほとんどの体育館でプレーできる。

3.バドミントンと比べて、初めての人でも容易にプレーできる。


4.ラケットのシャフトが短いため、手のひらで打つようにシャトルが打てる。

5.スポンジボールに羽根がついているため、スピードが抑えられ、スマッシュが禁止されているので、初めての人でもラリーが続く。


 長岡京市で誕生したファミリーバドミントンは、全国の体育指導委員や行政、スポーツメーカーのご協力を得て、開発当初の予想をはるかに上回る人々に楽しんでいただいております。

 日本ファミリーバドミントン協会は、ファミリーバドミントン開発後15年目にあたる平成13年度に、長岡京市教育委員会の同意を得て、財団法人長岡京市体育協会、長岡京市体育指導委員協議会、長岡京市ファミリーバドミントン協会、長岡京市教育委員会の4組織で構成する設立準備委員会を立ち上げ、2年間の検討期間を経て平成15年11月22日に設立されました。

 ファミリーバドミントンの全国的な広がりを大切にし、全国大会の開催やルールの標準化、各地域の情報交換の窓口、交流機会の提供を図るなど、愛好者の支援と普及を目指しています。

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